ホーム > コラム > カンボジアの伝統舞踊・アプサラ

カンボジアの伝統舞踊・アプサラ

カンボジアの伝統舞踊・アプサラ

  

カンボジアの伝統舞踊といえばアプサラ・ダンスが有名です。アプサラは『天使・天女』を意味し、踊りは神への祈りとして捧げらるものでした。9世紀頃に生まれたこの宮廷舞踊は、アンコール遺跡のレリーフにも数多く登場する踊りで今やカンボジアの名物になっています。

踊り子の反り返った手と指の動きが特徴的ですが、それぞれの手や指の動きには意味があり、生命の一生、儚さを花の芽生えから実が落ちるまで例えて表しています。

踊り子は王室古典舞踏学院にて養成されていましたが、ポル・ポト政権のクメールルージュによって、宮廷古典舞踊は王政を祭わるものとして、300人を超す先生や踊り子のうち90%もの人々が処刑の対象となってしまいました。

振り付けを記録した書物もこの時にほとんどが消失したそうです。難を逃れた数人の先生たちの働きによって復活を果たし、1989年から伝統舞踊の復活を目的に舞踏教室が始められました。
「似たような踊りをタイで見たからいいや」と言われる方も多いのですが、実は源流はカンボジアなのです。

アンコール王国が15世紀にシャム(タイ軍)に滅ぼされたときに宮廷舞踊団がそのまま連れて行かれ、アユタヤ朝の娯楽とされ、アユタヤ文化として栄えた後に、カンボジアに逆輸入されることとなりました。タイのアユタヤ舞踊との違いを感じるのも面白いかもしれません。
シェムリアップはもちろんプノンペンでもアプサラショーは見れますので、この機会にクメール文化に触れてみてはいかがでしょう。

クメールの微笑みと称される妖艶な踊り子がたちあなたを古代アンコール王朝に誘ってくれることでしょう。

Copyright ©カンボジアナビ All Rights Reserved. Powered by United Futures, Inc.