植民地から独立までの歴史
フランスによる保護国化から、シハヌーク王のもとでの完全独立(1953年)までを概観。
19世紀半ば、フランスによるインドシナ半島の植民地化が進むなか、1863年にカンボジアはフランスの保護権を認めます。1867年には歴史的な宗主国であったシャム(現タイ)もこれを承認し、1887年にカンボジアはフランス領インドシナに編入されました。1907年にはバッタンバンやシェムリアップを含む地域が返還され、ほぼ現在の国土がまとまります。
フランス統治下では重い徴税などへの不満から各地で抵抗も起きました。第二次世界大戦期、日本軍の進駐という情勢の変化のなか、1941年に18歳で即位したノロドム・シハヌーク王は、1945年にいったん独立を宣言します。しかし日本の敗戦後に再びフランスの保護下へ戻り、独立は幻となりました。
その後もシハヌークは粘り強く独立運動を続け、1947年の憲法公布、1949年のフランス連合内での独立を経て、1953年、警察権・軍事権を回復して完全独立を達成しました。