カンボジアの伝統舞踊・アプサラ
「天女」を意味する宮廷舞踊アプサラ。指先に込められた意味と、内戦で途絶えかけた歴史。

カンボジアの伝統舞踊といえばアプサラ・ダンス。アプサラは「天女・天使」を意味し、もとは神への祈りとして捧げられる宮廷舞踊でした。9世紀ごろに生まれ、アンコール遺跡のレリーフにも数多く描かれています。
反り返るような手と指の動きが最大の特徴。その一つひとつに意味があり、花の芽生えから実が落ちるまでになぞらえて、生命の一生や儚さを表現しているといわれます。
「タイでも似た踊りを見た」と思う方もいるかもしれませんが、源流はカンボジア。15世紀にアンコール王朝がシャム(タイ)に攻められた際、宮廷舞踊団が連れて行かれてアユタヤ文化として栄え、のちにカンボジアへ逆輸入されたという歴史があります。プノンペンでもシェムリアップでもショーを鑑賞できます。
